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『今、話したい坂道がある』を運営しております、のぎろぐ◢ ⁴⁶(@Nogi_log46)です。



今回は乃木坂46 18thシングル『逃げ水』を掘り下げていきたいと思います。


逃げ水 MVの内容


福島県会津若松市にて撮影された逃げ水のMV。

3期生で新センターに抜擢された与田祐希大園桃子が侍女の見習いとして、広大な敷地を持ち謎に満ちた「伊丹家」に迎えてもらい、たくさんの不思議なことに出会うけれど驚いてはいけないという教えのもと生活をしていくという設定。


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また、伊丹家に住む人たちの変わった詳細設定も見どころです。


【キャラクター詳細設定】

・伊丹マイ(白石麻衣)…長女。朝食はご飯と決めている。絶対にそれを譲れない。

・伊丹ナナセ(西野七瀬)…次女。朝食はパンと決めている。毎朝の争いにストレスもある。

・伊丹イク&マツ(生田絵梨花・松村沙友理)…米派。若干米ではなくても美味しければいい、という気持ちがあるという噂がある。

・伊丹サクラ&ワカ(桜井玲香・若月佑美)…パン派。パンを食べる事によって、険しい顔が極上のほころび顔になる2人。

・伊丹アスカ(齋藤飛鳥)…侍女の先輩。指を2本骨折しているが、これは仕事さぼる為の口実であり、嘘。よく姿をくらます。

・伊丹カズ(高山一実)…自分の世界に引きこもっているが、誰かに理解されるといいな…という思いはある。ナナセだけが理解してくれている。

・伊丹マナツ(秋元真夏)…バラエティータレントとして日本のテレビに出たいと思い、部屋で常にその鍛錬に励んでいる。

・伊丹ミオナ(堀未央奈)…生粋の日本人だが、自分を中国人だと思い込んでいる。ヌンチャクが宝物。

・伊丹コマ&ミナミ(生駒里奈・星野みなみ)…不潔が大嫌いな2人。礼儀に敏感。新人2人が入ってきたので、思う存分礼儀作法を説く事が出来て嬉しい。

・伊丹サ&シンウチ(衛藤美彩・新内眞衣)…家にいながら部屋をオフィスのようにしている2人。何かに取り憑かれたようにOLの仕事をしている。

・伊丹マリカ&サユリ(伊藤万理華・井上小百合)…奇抜な格好をしている2人。何を考えているのかさっぱり分からない。屋敷内をセグウェイで徘徊している。実はダンスが大好き。


この設定を知ったうえでMVを鑑賞すると、面白さは倍増します!




逃げ水 歌詞の内容・考察




逃げ水とは?

→陸上の蜃気楼(しんきろう)の一種。草原などで遠くに水があるように見え、近づくとまたその先の方に遠のいて見える。



◉イメージはこんな感じです⬇︎
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アスファルトの長い道路などで遠くに水たまりが見える現象のことで、近づくとまた遠のいてしまうものです。蜃気楼の一種で、英語で蜃気楼のことを『ミラージュ』と言います。

このことから、近づくと逃げる水、ということで逃げ水と名付けられています。

なぜこの逃げ水についてこんなに詳しく説明したのかと言いますと、逃げ水の意味を知らないと歌詞があまりピンとこないからです。

というわけで逃げ水について知ったうえで、歌詞を見ていきます。


〈1番歌詞〉


日差しに切り取られた
市営球場から聞こえてくる
ひと夏の熱狂は
どれくらい風が吹けば醒めてくのか?

自分の声が他人のように響くよ
客観的過ぎるのだろう
いつの日からか 僕は大人になって
走らなくなった




主人公の僕ですが、アイドルの夏曲では珍しい学生ではなく、成人をした大人の男性です。

夏と言えば熱狂し熱くなっている季節ですが、主人公は どこか冷めていて夏から一歩距離を置いているといった印象を受けます。


”大人になって走らなくなった”


とあるように、かつては熱く走って生きていた主人公ですが、今はそんな熱はなくなってしまっています。




ミラージュ 遠くから見た時
道の向こう側に水たまりがあったんだ

近づいたらふいに消えてしまった
目指して来たのに
どこへ行った? あの夢



ここでいう、遠くから見たときにあった水たまりとは、主人公が気づけばなくしてしまっていた夢のことだったのです。

大人になるにつれて夢に近づいていたつもりが、その夢はどこかへ消えてしまった。


今回の楽曲では、近づくと遠のいてしまう 『逃げ水(ミラージュ)』と、 『主人公が気づけば失くしてしまった夢』が重なっているのです。



〈2番歌詞〉


芝生のスプリンクラー
過ぎるその季節を止めようとする
半袖を着た女は
カーディガンをいつ肩に羽織るのか?

やりたいことは いつもいっぱいあったのに
できない理由 探していた
君と出会って 青春時代のように
夢中になれたよ



今は夢を失ってしまった主人公。

しかし、君と出会うことでそんな主人公の心情は変化していきます。

君と出会うことで、青春時代の熱をもう一度取り戻しています。



ミラージュ
僕が見ているもの
それが真実でも幻でも構わない
今確かに 僕の目に映るなら
逃げてしまっても 追いかけたい この恋



かつては見えていた夢に向かって歩んでいても遠ざかってしまい、夢を失ってしまいました。

今見えている君という存在も近づくと遠ざかって消えてしまうかもしれません。

しかし、主人公は変わりました。

今見えている大切なものが消えてしまうかもしれませんが、確かに見えているのなら、追いかけるのです。



大事なものはいつだって
あやふやな存在
手を伸ばしても 何も触れられない
でもそこにあるってこと
信じるまっすぐさが 生きてく力だよ



かつては目指していた夢を追いかけていたけれど手に入れることが出来なかった主人公。

しかし、大切なのはそれを手に入れることが出来たのかどうかなのではありません。

 『そこにあると信じるまっすぐさ』が生きていくうえで大切なのです。

これは恋愛に限らず、様々な物事に対しても言えることだと思います。


本当に手に入れたいと思うものは、蜃気楼のようにあやふやなもので、触れられないものなのですね。



新3期生のWセンター

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前作に続きWセンターの布陣ですが、なんとその2人は、新しくグループに加入した3期生の与田祐希大園桃子でした。


2期生加入の際には7thシングルで堀未央奈が新センターを務めたように、これは新期生が加わると起きる行事なのでしょうか。

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1期生の中心メンバーの卒業が続いていた乃木坂にとっては、そのメンバーに代わるよう新たな中心メンバーを在籍しているメンバーに託すのではなく、新加入メンバーに託し、新たな風を吹き込みたかったのかもしれません。


また、この2人が選抜入りしたことで、白石麻衣大園桃子の 『まいももコンビ』西野七瀬与田祐希の 『よだせまるコンビ』も誕生しました。

<まいももコンビ>
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<よだせまるコンビ>
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このコンビ同士が仲良くなったというのは運営の意図ではなく恐らく偶然ですが、運営にとっては嬉しい誤算だったかもしれません。


いずれにせよ、運営は乃木坂の世代交代をこのシングルから意識していたといって間違いないと思います。




まとめ

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いかがだったでしょうか?


乃木坂に新しく風が吹き込んだシングルであった逃げ水。
歌詞も、何か大切なことに気づけるようなもので、まさに乃木坂らしい歌詞となっています。

MVの意味を知った上で見ると、また違った面白さがあり、二度楽しめると思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。