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今回は日向坂46の前体制のけやき坂46時代に発売したデビューアルバム。
『走り出す瞬間』について語っていきたいと思います!
期待していない自分のMV
まずはMVを見てみましょう。
センターはみーぱんこと佐々木美玲。
「走り出す瞬間」というアルバム名のリード曲ということもあり、ある場所に向かってメンバー各々が集まり、走りだす瞬間が描かれています。
そしてひらがなけやきが大々的にデビューして走り出す瞬間ということもあり、メンバーそれぞれの特技を披露することで、ひらがなけやきのメンバーを観ている人たちへ印象付けているように思います。
歌詞の魅力・考察
力強い曲調の期待していない自分ですが、歌詞はどのようなことを伝えているのか見ていきましょう。
道の途中でつまずいて
振り返って見ても何もない
わずかな段差でもあれば
言い訳できたのに…
いつも僕だけ一人
上手くいかないのはなぜ?
背中丸めて 俯きながら
答えを探そうか?
歌詞中の「つまずく」というのは人生での失敗や思い通りにいかないことを表しています。
失敗したときに何か言い訳があればそのせいにすれば済むのですが、自分以外の何かを言い訳にできないとするとそれは一体何のせいなのか。
この「僕」は言い訳がないのに全然うまくいかないのが何故なのか、答えを探します。
青空のせいじゃない
ずっと見上げてたわけじゃない
期待しないってことは
夢を捨てたってことじゃなくて
それでもまだ何か待ってること
もしも青空を見上げていたとしたら躓いた原因は青空ですが、ずっと見上げていたわけではないから青空のせいじゃないと歌っています。
ここで「僕」が何かを言い訳にするのをやめた、という意思を受け取ることが出来ます。
つまり、「僕」はつまずいたのは自分自身の責任だと受け入れています。
この曲の歌詞の特徴はサビで、~じゃない、~じゃなくて、と否定が続いている点です。
まだ心が不安定な青年が、周りに対して否定的な感情を振りかざしているように思えます。
そして「期待していない自分」という通り、自分に対しても否定的になります。
自分は上手くやれないし、期待なんてしていない。
でも、未来にやってくる「何か」があると信じて夢はあきらめない!!
といった、不安定ながらも自分を受け入れ前に進む青春時代の淡い心情を1番では歌っています。
足元ずっと見ていれば
つまずくことなんてないだろう
景色を見ない人生が
幸せなのかな
慎重に生きろなんて
大人たちは言うけれど
行きたいほうへ歩きたくなる
いけないことなのか?
1番で上手くいかない自分を受け入れた僕。
2番では失敗しないように生きて本当に大切なものを見失う人生は幸せなのか、と考えます。
大人たちに言われるように生きて、自分の生きたい人生を歩むのはいけないのかと。
雨空は悪くない
傘で空が見えなかっただけ
その日の天気次第で
下を向いたり見上げてみたり
そんな落ち着かない青春よ
青空なら心も晴れますし見上げたくなりますけど、雨空だと気分が沈んで見上げる気なんてなくなりますよね。
しかし主人公はそれは違うよと。
空を見上げないのは雨空のせいではなくて、傘をさしていたから空が見えなかっただけなんだと。
この歌詞から、言い訳することから完全に脱却して、青年が一歩前に進むことが出来た、と受け取ることが出来ます。
青空だと空を見上げて、雨空なら足元を見ながら歩いて。
つまりは、失敗しないようにしたり、自分にとって大切なものを探したり、と青春時代の不安定さも青空と雨空で表しています。
まとめ
曲全体を通して、不安定ながら力強い青年の心情を歌っています。
秋元先生の作詞した歌の中でも自己啓発色が強い一曲ですね。
欅坂46の研究生的立ち位置で結成したひらがなけやき。
どれだけ頑張ってもひらがなのまま。ひらがなという不安定で先が見えない自分たちのこれからに期待しないなんてこともあったと思います。
そんな彼女たちも諦めずにそれでもまだ「何か」を待ち続けて、今の日向坂46があると思います。
まさに彼女たちの走り出す瞬間までの軌跡と重なり、グッとくるものがありますね。
また、乃木坂46にも自己啓発系の曲があるのでぜひそちらもチェックしてみてください!
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皆さんが期待していない自分に関して感じたことなどもコメントいただけると幸いです♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では今回はこのあたりで!
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